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カンボジアという国
ユニークな民族と文化
国土は日本の半分弱、人口は1,440万人（07年推定）。95％は小乗（南方）仏教を信仰しています。優しい性格が特徴で、親日的です。カンボジア人（クメール民族）は海洋系で、インド文明の影響を強く受けています。周辺の諸国の住民はみんなモンゴロイド系で中国文化圏に属していますから、東南アジアではユニークな国と言えます。
９世紀ごろから13世紀にかけて現在のタイからベトナム南部メコンデルタにまたがる大きな帝国を築き、アンコールワットに代表される文明の花を咲かせました。その後は苦難の時代に入り、カンボジア戦争からポル・ポト政権の恐怖政治、内戦を通して国土は大きな破壊を蒙り、約200万人の生命が失われました。
1990年代半ばから国家再建に取りかかり、06年ごろから経済成長が始まりましたが、貧富の格差も広がっています。